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京都南座吉例顔見世興行 [つぶやき]

12月15日、京都南座吉例顔見世興行を見るべく、はるばる京都まで行ってまいりました。

京都南座、実に20年ぶり。

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今回の京都行き、チケット高い、京都遠い、師走で忙しいと3拍子揃った中でどうしても行きたかったのは、中村勘三郎さんの病気が良くなりますようにという願掛けの気持ちと、もしかしたら勘三郎さんがチョイ役で出演されるかもという期待と、必死でがんばっている勘九郎、七之助兄弟を応援する気持ちがあったからです。

旅の目的は、勘三郎さんのご冥福をお祈りし、二人に暖かい拍手を送ることに変わってしまいましたが、本当に「行ってよかった」、その一言につきる旅となりました。

口上で勘九郎、七之助の姿を見た時、予想通り涙してしまいましたが、父の遺志を継ぎ、芸道に精進することが父への弔いであるのだという 2 人の決心が爽やかに感じられました。

勘三郎さんの当たり役と言われた「船弁慶」の静御前を演じた「勘九郎」。

そこに踊っているのがどうして勘三郎さんではないのか、一度でいいから勘三郎さんの静御前を見てみたかったと思うと、悔しい思いも確かにしたけど、眼をつぶれば、耳に入ってくるのは間違いなく勘三郎さんの声だったし、所作の1つ1つ、指先にさえ勘三郎さんはしっかり生きていた。

歌舞伎役者というのは、歌舞伎がこの世に存在し、伝統を受け継ぐ強い意志を持った役者がいる限り、死ぬことはないのだなあと思ったのでした。

新幹線の中で読んでいた「ツナグ」という小説の中で、こんな一節がありました。

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死者の目線に晒されるということは、誰にだって本当は必要とされているのかもしれない。どこにいても何をしてもお天道様が見てると感じ、それが時として人の行動を決めるのと同じ。見たことのない神様を信じるより切実に、具体的な誰かの姿を常に身近に置く。
あの人ならどうしただろうと、彼らから叱られることさえ望みながら、日々を続ける。

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勘九郎さんも七之助さんも、こんな風に時を過ごしているのでしょうか?

勘三郎さんが残した小さき火種は、諸先輩方が大きな盾となり守ってくれるでしょう。
そしてその火種がお客様の拍手によって大きく、やがて巨大な2本の火柱となり、勘三郎さんのいる天国まで届きますように。

翌日は京都観光。その模様はまたのちほど。


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コメント 8

mayumi

もう、幾度 涙したか知れないけれど、これ読んで また涙。
でも、本当に 行って来て良かったネ。
私も、勘三郎さんのお役、まだまだ観たい物 沢山あったなぁ...。

> 歌舞伎役者というのは、歌舞伎がこの世に存在し、伝統を受け継ぐ
> 強い意志を持った役者がいる限り、死ぬことはない...
その通りだと思う。でも、それだけに 松緑なんかも 早くに先代を亡くして
苦労してるような気がしてならないし、まぁ そんな心残りを いつまで言ってても
仕方がないんだョね。
南座で 兄弟の心意気を観てきたけいままさんの感じたことが 全てだと思うヮ。

京都観光も楽しみにしています♪
by mayumi (2012-12-18 10:08) 

りふぉんママ

けいちゃんのお誕生日、勘三郎さんの命日と一緒・・・
おめでとう~~&悲しい日だね
私も 歌舞伎、大好きですよ
よく 祖母と行ってました。
京都も 小学生のころ よく・・・・・
大阪と京都の間に住んでいたので 休みになると 京都へ。

本当に惜しい方を失いましたね
by りふぉんママ (2012-12-18 15:30) 

けいまま

mayumi さん
うん。私もテレビを見るたびに泣いていました。
見たいものいっぱいあったのに、先延ばしにしていたことを後悔です。
でも勘九郎さんと七之助さんの元気な姿を見て、安心したというか、元気をいただきました。

昔と違って、今は映像がたくさん残っているとはいえ、やっぱり手取り足取り叱咤激励されながら、生で学びたいこといっぱいありますよね。
本当に大変だと思うけど、きっと、心の中でお父様といろんな会話をしながら成長し、新しい勘九郎、七之助になっていくんだと思います。
応援しなくっちゃ!!

今度は団十郎さんの体調が気になります。
確かに、土曜日もなんとなく元気がなかったような。。。

by けいまま (2012-12-18 17:37) 

けいまま

りふぉんママさん
ありがとうございます!!
12月5日は生涯忘れれない1日になりそうです。

りふぉんママさんは、おばあさまと歌舞伎にお出かけしてたんですね。
うらやましい。
京都と大阪の間というと、高槻か茨木かしら?
私は学生時代、吹田に住んでいたんですよ。JR吹田駅の近く。
今思えば、もっと京都に行っておけばよかったな。
by けいまま (2012-12-18 17:40) 

MMママ

けいちゃんお誕生日おめでとうございます!
そして、勘三郎さん淋しいですね。
歌舞伎の知識は疎いですが、NYで公演など活躍は知ってます。
だから体調が良くないとテレビで見ても復帰するものと当たり前のように思ってました。
勘九郎さん七之助さん兄弟には勘三郎さんの活躍、意志を受け継いで頑張って欲しいと思います。

それにしても、けいちゃん瓶にそんなにお顔をつっこんだら抜けなくなっちゃいそう!
by MMママ (2012-12-18 22:13) 

ランランラン太郎

勘三郎さんを偲ぶ番組を録画してあるので見ては涙。
勘九郎さんたちの口上のテレビを見ても涙。
なんだか本当に悲しいです。
でもこれからも彼らが出ている舞台を見に行くことが
私ができる唯一の応援の方法だと思います。
七緒八くんが大きくなるまで見守りますよ~。

京都観光の続き、楽しみにしてます。
by ランランラン太郎 (2012-12-19 16:49) 

けいまま

MMママさん
お誕生日のコメントありがとうございます!!

そうなんですよ。
勘三郎さん、「さびしい」に尽きます。
歌舞伎をあらゆる世代や海外にも広めようと精力的にがんばっておられたので、無理が重なったのかな....

蜂蜜の瓶ね...ほんとに気を付けないと、笑いごとで済まなくなりそう (^^;;)
by けいまま (2012-12-19 18:49) 

けいまま

ランランラン太郎さん
うんうん。
絶対に涙なしでは見れないです。
でもね、勘九郎、七之助兄弟ががんばってる姿を見て、悲しんでばかりじゃなく、二人を応援しなくっちゃなって思いました。
七緒八君が大きくなるまで見守りましょう!!
そのために、お互い健康で長生きしましょうね (^^)
by けいまま (2012-12-19 18:53) 

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