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アリを見る目が変わるかもよ [本の感想文]

会社勤めをしていた頃、仕事のよくできるちょっと辛口の友人が、「あまり働かない後輩」を指してこう言いました。

働きアリって、みんながみんな働き者と違うんやって。全然働かへんアリもおって、そんなアリも必要なんやって。
人間社会も同じみたい....

「ほんま? ねえねえ、全然働かへんアリって、もしかして私のことも指してる?」って聞いてみたかったけど、怖くて聞けなかった。

そんな話を覚えていて、思わず買ってしまったこの本。積読本から脱したよ。

で、働かないアリは本当にいるのか?

結論から言うと、「働かない」のではなくて反応が鈍くて「働けない」アリでした。

アリやハチの働く、働かないを決めるのは、「反応閾値(はんのういきち)」によるものだそうです。
反応閾値とは、「仕事に対する腰の軽さの個体差」。

この本では、わかりやすく人間にたとえられていました。

たとえば我が家の場合、部屋が散らかっていると片付けるのは必ず私の役目。めっちゃ腹立つんやけど。
だけどダンナから見たら、部屋は全然散らかっていない = 片付ける必要はないらしい。

つまり、部屋の汚れに対する反応閾値は、私は低くて、ダンナは高いってこと。

アリやハチも同じで、たとえばお腹を空かせた幼虫がいる場合、反応閾値の低いアリやハチはすぐに幼虫にエサをやり始めるけど、反応閾値の高いものは幼虫が泣き叫んでから、ようやくエサをやり始める。

人間社会の場合は指揮するものがいるので、適材適所、必要な数の人員を割り振ることができるけど、アリやハチの社会では、そういう仕組みはありません。

だから必要な仕事を必要な数のワーカーが行うことができるように、反応閾値の違うさまざまな個体がいるというわけです。ある意味、無駄がないですよね。

でもさー、反応閾値の低いアリは「どうして私ばっかり働かなあかんのん?めっちゃ不公平やん」なんて思ってないのかな?

我が家の場合、ほぼすべての雑事において、私のほうが反応閾値が低いので、

なんで私ばっかり掃除せなあかんのん?
なんで私ばっかり、庭仕事せなあかんのん?
なんで私ばっかり、メダカの面倒みなあかんのん?
なんで私ばっかり、けいの散歩に行かなあかんのん?
なんでなんでなんで?

てな感じで、この反応閾値の違いが常に争いごとの種になっているというのにね。

ところで、

反応閾値の低いアリばかり集めたコロニーはどうなると思いますか?
みんな働きすぎちゃって、疲れて、そのコロニーは長くは続かないそうです。
(コンピューターでシミュレーションした場合)

そんなことを考えると、「働きアリ」、「働きバチ」に喩えられる日本人ワーカーの中にも、反応閾値が高く、あまり働かないワーカーも必要なんだね。

ということで、辛口の友人が言ったことは本当でした。
そして、私はこの日本社会を長く継続させるために、反応閾値の高いワーカーになろうと心に決めたのでした (笑)

P.S. 反応閾値に関わらず、本当に働かないアリやハチも実際にいるそうです。詳細は、この本をご覧あれ。


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3.11 世界中が祈りはじめた日 PRAY FOR JAPAN [本の感想文]

久々に外出。いつもの本屋に立ち寄って手に取った本。

PRAY FOR JAPAN ‐3.11世界中が祈りはじめた日‐

PRAY FOR JAPAN ‐3.11世界中が祈りはじめた日‐

東日本大震災発生のわずか12分後から届き始めた海外・国内からの<祈り>のメッセージエピソードを集めたWebサイト (prayforjapan.jp) をまとめた本です。

本屋で立ち読みしながら涙がぽろぽろ。
家に帰って号泣。たまらん。人間ってすごいよ。

読んでみたい方にはお貸ししたいのですが、印税は全額、復興のための寄付にあてられるとのこと。
ぜひ書店にてお買い求めいただきたい。

 


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ワウシュヴィッツ [本の感想文]

ワウシュヴィッツ

ワウシュヴィッツ

こういう本、嫌いなんです。

かわいそうなワンコたちに何もしてあげられない無力な自分を思い知らされるから。

犬の殺処分のことを、やさしいタッチで、でも切なく語りかける本。

ケイ、ケイはどうしてそんなにかわいいの?
どうしてママはこんなにもケイのことが好きなの?

毎日のように語りかける私に、いつもケイはこう答えてくれます。

「だって、ママに愛されるために生まれてきたから。」

犬がこの世に生まれる目的はただひとつ。

人間に愛されるため。

なのに、誰からも愛されずに、愛した人に裏切られたままで、この世を去るワンコたちの何と多いことでしょう。

保険所には、子供と一緒にペットを連れてくる親がいるそうです。

保険所の前で記念撮影をする家族がいるそうです。

そんな人たちに言いたい。

あなたたちも、役に立たなくなったら、子供たちに姥捨て山に捨てられるかもしれないよ。捨てられてしまえ!! じゃなきゃ、私が捨ててやる。

何かできることを、どんなに小さなことでも私にできることを見つけてみよう。

ナチスを少しでも減らせるように。

IMG_1710.jpg

ずっとずっと好きでいるよ。

 


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マーリー世界一おバカな犬が教えてくれたこと [本の感想文]

マーリー―世界一おバカな犬が教えてくれたこと

マーリー―世界一おバカな犬が教えてくれたこと

  • 作者: ジョン グローガン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2006/10/02
  • メディア: 単行本

映画は見ていませんが、本読みました。

誰もが手を焼くであろう実に能天気なラブラドール・レトリーバーのマーリーとその家族の日常が、飼い主の愛情たっぷりの目線で描かれています。

読むのに時間が掛かるかな?と思いながら読み始めた本ですが、前半はあっという間に読み終わり、後半はわざと読むスピードを落として読みました。
まるで犬との後半の生活を惜しむような気持ちで。
きっとケイとの時間もあっという間にすぎて、残りわずかな時間を少しでも引き伸ばそうとあらゆる手を尽くすことになるんだろうな。

マーリーちゃん、ほんとにおバカだけど、飼い主に対する忠誠心は世界一のワンコ。
そしてどんなふうに愛したらいいか、どんなふうに愛されたらいいかも、ちゃーんと知っているワンコ。
どんなに小さなことにも「楽しみ」を見つけ、楽しむことにすべてのエネルギーを費やすワンコ。
そして、この世のすべてのものには老いと死が訪れる。それは自分が想像しているよりずっと早いことを教えてくれたワンコ。

マーリーは世界一おバカだけど、世界一ワンコ人生を謳歌したワンコだと思います。

ただちょっとひっかかるのは、老衰のマーリーを獣医に預け、フロリダに旅行に行ってしまった一家の行動。
友人に聞くとアメリカでは結構普通のことらしい。私には絶対にできないことだし、したくないことだけど、これもまたありなのかな?

けいちゃんのかわいい姿を見ながら、ふとした瞬間に「ああ、この子ともいつか別れるときがくるんだ」という間違いのない事実を思い出し、けいちゃんをぎゅっと抱きしめたくなります。けいちゃんが、そしてこの世のすべてのものが愛しく、今この瞬間があることに感謝できます。

「すべてのものに限りあること」を忘れちゃいけないんだ、と思います。


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とりぱん [本の感想文]

「白鳥がやってきた」の記事に baldhatter さんが「リアル版とりぱん」というコメントをくださいました。「とりぱん」とは何ぞやと思い調べてみたら、こんな本でした。

とりぱん 1 (1)

とりぱん 1 (1)

庭に飛来する野鳥を餌付けし、その観察の様子がおもしろおかしく書かれている漫画です。

なかなか面白そうと、早速 Amazon で購入しようと思いましたが、これは絶対にダンナが買うだろうと思った私。コメント欄に「ダンナが喜びそうです」とエサをまいてみた。そしたら案の定、その日ダンナは、うれしそうに「とりぱん」を買って帰ってきたのでした。鳥より単純な奴なのである (笑)

内容は、視点が同じというか、鳥の見え方が私たちと全くおんなじ。「とりぱん」に出てくる実在する鳥たちは、マンガチックにデフォルメされて描かれているけど、私たちの目にもあんな風に映ってるのだ。ふてぶてしい「ヒヨ」ことヒヨドリも、清楚でかわいいメジロもそのまんま。

ダンナのツボに相当はまったらしく、何を馬鹿受けしてるんだろうと、読んでいるページを覗いてみたら、ブロック塀の上でスズメが等間隔でエサ待ち行列を成しているところ。こんなところで笑えるんですかい!! そしてポツリと「うちにもポンちゃん (アオゲラ) 来て欲しいな」って。そうだねそうだね。ポンちゃん来たらうれしいね。「私が」毎日エサやりしてるんだけどね。

それにしても、毎日の出来事をこんな風にマンガで描けるなんてうらやましい。
私、鳥ネタじゃないけど、マンガにしたい生き物ネタは結構持ってるんだけどな。

カマキリのジョージとお出かけしたこととか、子供の頃可愛がっていたアヒルのガーコをキツネに連れ去られたこととか、やっぱり可愛がっていたイノシシのサクラが、ある日「ボタン」に化けてしまったこととか (ペットだと思っていたのは私だけだったらしい)。

どっかにネタを投稿したら、とりのなん子さんはマンガにしてくれるのかしら?


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流星の絆 [本の感想文]

TBS ドラマ「流星の絆」が始まりましたね。原作は東野圭吾、脚本は宮藤官九郎

原作の方ですが、息をするのも瞬きするのも忘れるほど面白くて、一気に読んでしまいました。
読み終わったら、大きなため息が出て、目が乾いてコンタクトレンズがポロッと落ちそうでしたわ。
その後で、兄弟の絆に感動し、犯人が罪を犯してしまった事情に切なくなり、兄弟たちの明るい未来の予感にほっとしました。
それにしても、夢中になって読んでいる本の最後の1ページを読み終わった時のあの寂しさってなんでしょう?結末が早く知りたくて、その気持ちが強ければ強いほど読むスピードは速くなるのに、でもこの物語が永遠に続けばいいのに、なんて思ってしまう私って何なんだ?

さてそんな原作がドラマになるとどんな感じになるのか。

原作同様に緊張の連続かと思いきや、弛緩→笑い→弛緩→笑い→緊張→弛緩→笑い、てな感じで、明るいタッチで描かれていて実に面白かったです。
これから兄弟たちはどのように犯人に迫っていくのか、犯人をすでに知っているだけに楽しみだわ。
犯人は内緒内緒。ここでしゃべったら、ダンナがめっちゃ怒るから (笑)。

流星の絆

流星の絆

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/03/05
  • メディア: 単行本

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容疑者Xの献身 [本の感想文]

ついに東野圭吾作品のガリレオシリーズが、スクリーンに登場しますね。
東野圭吾大好き、福山雅治大好きってことで、もちろんドラマ化されたガリレオも毎週欠かさずみていました。
でも福山雅治が天才物理学者のガリレオこと湯川学だということには、すごーーーーーく違和感がありました。なぜなら、湯川学はもともと佐野史郎をイメージして作られたキャラクターだから。ずっと湯川学と佐野史郎を重ねながら本を読んでいたのに、いきなり福山雅治とは、、、、違いすぎる。かっこよすぎる。

でも「容疑者Xの献身」の湯川学は、絶対に福山雅治以外ありえません。なぜなら「容疑者Xの献身」では、いつもひょうひょうとしている湯川学が苦悩するから → 苦悩する男は絶対に色気のある男前でなければならないから。
福山雅治は、どんな風に苦悩する男を演じてくれるんだろう。楽しみで楽しみで楽しみで・・・・・・

本のストーリーについては内緒です。「おお、そういうことだったのか~」という、見事なオチは楽しめるはず。きっと。


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フェレットの冒険 [本の感想文]

ご存知のとおり (?)、私はかつてフェレットという動物を飼っていました。
フェレットを飼ったことがある人なら、好奇心旺盛でいつでも一生懸命な小さな動物から、勇気や元気をもらえたことがあるはず。私も当然その一人でした。
例えば、フェレットは家の中の穴という穴に潜って冒険するのが大好きです。飼い主としては、そんな危険がいっぱいの場所に入ってもらいたくないからバリアを設置します。そのバリアは簡単には破ることができず、「しめしめ。勝ったぞ。」と思っていると、数日後にはバリアの向こう側でゴソゴソと音がしているんです。敗北決定の瞬間。そう。フェレットは諦めるということを知らないんです。ある意味単純なおバカさん。
人間のように損得を考えず、不平不満を一切言わず、だーれも見ていないのに、ただただがんばっている姿は、健気で抱きしめたいほどかわいくって、見ているだけでパワーをもらえました。そんなのフェレットの習性でしょ!!と片付けられれば、それまでなんだけど。

そんなフェレットを主人公にしたのが「フェレットの冒険」。「かもめのジョナサン」の作者、リチャード・バックの作品です。リチャード・バック自身もフェレットに囲まれて生活しているそうで、だらこそ、こんなにも生き生きとしたフェレットを描くことができたんだろうなーと思います。
第1巻は海難救助隊として活躍するフェレット、第2巻は飛行機の操縦士として活躍するフェレットが主人公です。助けを求めている人がいるから荒れ狂う海に乗り出し、荷物を届けて欲しい人がいるから嵐の中を飛び続ける。一番シンプルなことなんだけど、そこにいろんな雑念が入ってきたら決してマネできません。純粋な心、高い理想、気高さ、大人になってなんとなく諦めてしまったものを、もう一度取り戻したくなりました。

また、ぷーちゃんも、虹の橋を渡ってから、こちらの世界ではなれなかったものになって活躍してるんだろうな。とびっきりの美人フェレットだったから、絶対に女優になっているはず。いや正義感が強く賢い子だったから、弁護士かな?なんて、親バカな想像をめぐらせ、ぷーちゃんがいなくなってから冷たくなってしまった心の一部がほんのり温まりました。

フェレット好きな方もそうでない方も、気持ちが下降気味になったら是非ご一読を。上昇すること間違いありません。国民のためではなく選挙のために政治をやっている正義を忘れた政治家にも、絶対に読ませたい一冊です。

フェレットの冒険 1 (1)

フェレットの冒険 1 (1)

  • 作者: リチャード・バック
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/01
  • メディア: 単行本
フェレットの冒険 2 (2)

フェレットの冒険 2 (2)

  • 作者: リチャード・バック
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/01
  • メディア: 単行本

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THE BIG ISSUE [本の感想文]

ぜえはあ、ぜえはあ。CIMG2205.jpg
善福寺公園に行く前に、ちょっと休憩して本 (雑誌) の紹介。

この雑誌、なかなか面白いんだけど、本屋で買うことはできません。
駅前で手売りしているのを見かけたことはありませんか?

売っている方は実はホームレスなんです。
価格は 300 円で、そのうち 180 円がホームレスの方の収入になります。
アエラが 360 円だから、この薄さにしてはちょっと高めなんですが、BIG ISSUE を販売しているホームレスの方は、少しでも売上を延ばそうと非常に努力しておられ、その方たちと一言二言交わすだけで、こちらが元気をもらえることがあるんです。

もし駅前で BIG ISSUE を見かけたら、少し足を止めてみませんか?


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くまとやまねこ [本の感想文]

くまとやまねこ

くまとやまねこ

すっかり癒されてしまった一冊です。 

くまは、私といっしょでした。
昨日と同じ日が今日も続くと思っていた。
でもある日突然、大好きだった小鳥が死んでしまった。小鳥がいた昨日に戻りたい。
幸せな日を送っていると、それが限りある日であることを忘れてしまいます。
何かをなくしたした時、はじめてそれに気付くのです。

大好きな小鳥を入れた箱を友達に見せると、みんな困ったようにこう言います。
「くま君、小鳥は死んだんだ。つらいだろうけど忘れなくっちゃ。」(間違っているかもしれません)
どこかで私も言われたセリフです。
誰もわかってくれない。孤独感、喪失感が漂い、誰にも会いたくありません。

やまねこだけは、わかってくれました。
やまねこが弾くやさしいバイオリンの音を聴きながら、くまは小鳥との思い出にひたります。くまは、少し悲しみを乗り越えて思い出にひたる時間を持つことができたのではないでしょうか?
やまねこがくまの気持ちを理解できたのは、きっと、くまと同じ経験をしたことがあるから。
やまねこの古びたタンバリンは、やまねこの大切だった誰かのものに違いありません。
くまは、タンバリンのことが気になりましたが、それを、やまねこに尋ねることはありませんでした。

何かを失って、心が壊れても、いつか必ず再生します。時間が必ず再生させてくれます。
この本を読むと、「ああそうなんだ。大丈夫なんだ。」と少し安心します。

やまねこのように、誰かの孤独感や喪失感をわかってあげられるように、
くまのように、友の痛みをそっと見守れるように、
私もなれたらいいな。
そして、昨日と同じ今日も、今日と同じ明日もないことを、いつも忘れないようにしましょう。

 


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